7月28日(金)に医療安全に関する研修が開催され,当院からは看護師,介護福祉士,精神保健福祉士,心理士など多職種総勢11名が参加しました。
研修としては,8時間という勤務時間とほぼ同じ長丁場でしたが,全5部に区切られ,精神科医療における暴力対策についての基礎的な知識,実際の事例といった構成で,分かりやすく学ぶことが出来ました。
特に第5部では,包括的暴力防止プログラム(CVPPP)について,動画を見ながら実技を行うという参加型ワークショップ形式でした。CVPPPの理念,概要を学ぶ中で,“抑制する”のではなく,“援助する”という援助者の立場を守ることの大切さを改めて実感し,「暴力」ではなく「防力」という言葉の多義性を考えさせられました。また,それらが「受容」し,「共感」し,「尊重」し,「誠実」な態度といった対人援助の基本的姿勢のもとで成り立っているということを再認識し,初心を忘れず今後の業務に従事したいと思います。
当院では,こうした研修会に参加することが患者さんならびに病院全体の利益につながると考え,研修案内が各部署にこまめに回っております。それに伴い,積極的に研修へ参加する職員が増えており,院内でも疾患別の勉強会が毎月開催される予定です。(ちなみに,8月は「認知症」についての勉強会です)
今後も,研修会や勉強会の様子などについて随時発信させていただきます。それでは。