こんにちは、心理室からお届けします。
今回は、8月2日と8月23日の2日に分けて行われた勉強会についてのご報告です。
少し前に、看護部から「疾患について勉強したい」という要望があり、心理室にて先生への依頼や日程の調整を行いました。
記念すべき第1回目は当院の渡邊公彦先生に「認知症」について講義をして頂きました。
用意した座席がいっぱいになるほどの超満員で、2日間で100人を超えるスタッフの方々が出席されました。
渡邊先生は、「本に書いてあるようなことは本を読めばいい」と、先生ご自身の考え方や、患者さんへの関わり方へのポイントなどをわかりやすく教えてくださいました。認知症はまだまだ分からないことが多いからこそ奥が深い。だからこそチーム医療で多職種の専門性を活かし、患者さんの利益に繋がる医療を提供したいとお話しされていました。
同じ診断名でも患者さんそれぞれ症状は異なるため、この疾患はこの対応というのはなかなか難しいのが精神科医療だと感じます。しかし、基本的な知識を持っていることで、患者さんの「出来ること出来ないこと」が明らかになったり、症状なのかそうでないのかによって対応が異なったりと患者さんへの理解が深まり、支援の幅が広がるように感じました。
渡邊先生ありがとうございました。
患者さんのために「勉強をしたい」という看護師さんの声から始まった勉強会は、今後も疾患別に毎月シリーズで行っていく予定です。