旭川の内科・消化器内科・血液内科・感染症内科なら沼﨑病院
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3月26日火曜日より沼崎病院のCT装置は新しく富士フィルム社製Spuria Advance FRに変わりました。
これまでのCT装置に比べ放射線被ばくも更に軽減され、より高精細な画像を提供できる検査となり、
主な内容は院内のこのポスターでも紹介しています。
大型医療機器の入れ替え作業は頻繁には行われないので、作業過程を紹介させてもらいます。
入れ替え作業にあたり、22日金曜日の午後から解体作業が始まるのでこの画像が今までのCT装置
最後の勇姿となりました。長い間慣れ親しんだ装置の撤去は技術屋にとっては感慨深いものです。
専門業者による養生作業と装置の分解です。かなりの重量なので床が傷まないように
マットと鉄板が廊下にも敷かれました。
分解後正面玄関よりクレーンにてトラックへ積み込みが始まり、警備員も2名配置されています。
内陸の旭川では寒暖差が激しく、よく晴れた日だったので日没からはかなり冷え込む中、
遅くまで外での作業も続きました。
新しい装置の搬入後、仮設置の最終確認と清掃を行い、土曜日から装置の組み立てがはじまり、
夜には外観が確認できました。これから設定、調整、など細かい作業が始まります。
操作室よりお腹の肝臓用の撮影プロトコル作成画面です。
撮影の場所、種類、寝台での向きからはじまり、撮影のタイミングや撮影時間に
画像の作り方やその後の画像変換の方法など細かく設定されたものをプロトコルと呼びます。
たくさんのことができるようになった分、たくさんの設定作業が必要となっています。
余談ですが、1980年代に普及し始めた頃のCT装置の操作パネルの画像で、
自動スキャン機能が後にプロトコルと呼ばれます。メカニカルではありますが、
設定項目が数えられるぐらい少ないです。
当たり前の事ですが、画像診断技術も新しい技術がどんどん増え続けているので、
常に学習し業務に還元できるようなシステムの構築を進めていきます。
新しいCT装置は現在初期不良も無く順調に稼働中で、最新の画像診断の提供が可能となっていますが、
利用にあたり基本的に保健診療扱いとなるので、もし体に異変を感じるような事がありましたら、
まずは医師にご相談してください。